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バイアグラの副作用と使用上の注意点

バイアグラはED治療薬のスタンダードとして、多くの男性に愛用されています。
最近では、錠剤のほかに舌の裏で溶かして服用する舌下錠タイプや携帯に便利で飲みやすいフィルムタイプなどが製品化されており、その人気は不動のものです。
バイアグラは1999年にアメリカで認可され、日本ではその翌年に異例の速さで認可されていますが、作用が現れやすい反面、正しく服用しないと重大な健康被害を引き起こすリスクが高いです。
バイアグラに含まれるシルデナフィルは、元々狭心症の治療薬として開発されていたことは周知の事実ですが、この成分が体内に浸透すると、PDE5と呼ばれる生殖器抑制酵素の過剰分泌を抑える強い作用が働きます。
PDE5が抑制されると性的な刺激に対して分泌が促されるeGMPと呼ばれる成分が活発に働き、その結果、陰茎に血液が集中して正常な勃起につながります。
この時、血管拡張作用が強く働きますが、この作用が様々な副作用を引き起こすことになります。
バイアグラの一般的な副作用としては、頭痛、ほてり、筋肉痛などの症状があげられます。
これらはシルデナフィルの作用が強く出たものであり、その作用が薄れる4~5時間後には自然と治まりますから、過度な心配をする必要はありません。
ただし、心臓病や血圧症などの疾患がある人には血管拡張作用によって狭心症の発作が発生したり、糖尿病の場合は傷んだ血管に大量の血液が流れ込むことで、血管が破裂するなどのリスクが伴いますので注意が必要です。
また、バイアグラを服用しても勃起しないからと用量を増やしたり、24時間空けずに立て続けに服用する人もいますが、過度な副作用を引き起こす可能性が高くなりますから厳禁です。
勃起しない人は食後すぐに服用したり、脂っこい食事の後に服用している場合が殆どです。
バイアグラを服用する際は、その作用を最大限引き出すために、最低でも食後2時間は間隔を空け、定められた用量を守るといった対策が重要です。

バイアグラの飲み合わせ・食べ合わせ・併用禁忌薬

バイアグラは副作用が現れやすい薬としても知られていますが、頭痛、ほてり、筋肉痛などの症状は7割前後の人が実感していますから、ある程度は仕方がないことです。
しかしながら、飲み合わせや食べ合わせに注意し、併用禁忌薬を把握して、その対策をしておくことで副作用は最低限に抑えることが可能です。
バイアグラとの飲み合わせで注意が必要なのが飲酒です。
アルコールには、精神を安定させる作用がありますから、少量であれば良い作用につながります。
その反面、アルコールには脳の働きを抑える作用もありますので、大量に摂取すると性的な刺激を脳に伝えきれなくなる恐れがあります。
また、シルデナフィルは血流を促す作用でアルコールの巡りが早くなり急性アルコール中毒を引き起こすこともありますから、あくまでも少量に留めておくことが無難です。
飲み合わせという点で最も注意したいのがグレープフルーツジュースです。
グレープフルーツに含まれるフラノクマリンという成分は体内の代謝酵素の働きを阻害してしまう作用があるため、バイアグラの分解が鈍くなり、強い副作用を引き起こすリスクが高くなります。
したがって、バイアグラを服用する際は摂取してはいけません。
バイアグラとの食べ合わせで注意したいのが脂っこい食物です。
シルデナフィルは、腸から体内に吸収されますが、胃に食物が残っていると吸収されなくなり、性的な刺激を受けても勃起に至らないことがあります。
そのためバイアグラは、空腹時に服用することが鉄則です。
また、脂っこい食物は胃や腸に粘膜を張ってしまうことからシルデナフィルの吸収を妨げます。
したがって、バイアグラにとって「揚げ物」「焼肉」といった脂っこい食事は避けるべきです。
バイアグラは血管拡張作用の強い薬ですから、同じ作用を持つ医薬品と併用すると、過度に血管が拡張され急激な血圧低下を引き起こしてしまいます。
その結果、心臓に送り込む血液が不足し、狭心症の発作など重大な健康被害に発展する可能性があります。
バイアグラの併用禁忌薬としては塩酸アミオダロン製剤、硝酸剤などがありますが、実際には商品名で販売されていますから、素人では見分けがつきません。
したがって、何らかの薬を服用している場合には、医師に相談することが大切です。